ここ数年、住宅取得の方法として、中古住宅物件を購入する方が増えています。
実際に、首都圏の新築と中古のマンションの取引数の推移をみてみると、2016年ぐらいから新築よりも中古の取引数のほうが多くなっています。

東日本不動産流通機構のデータより

要因はいろいろと考えられますが、同程度の立地や面積で新築よりも価格が低かったり、物件の選択肢が広かったり、と様々なメリットがあることがあげられるのではないでしょうか?
今回は、中古住宅を購入するという選択肢のメリットとデメリットについて解説いたします。


中古住宅の特徴

中古物件の特徴の一つとして、価格が安定していることがあげられます。
一般的には、新築時から築20年ぐらいまで物件の価格が下落し20年以降で安定していきます。ですので、ある程度の築年数がすぎて価格が下がった物件ですと、新築とくらべて価格が安定している資産といえるのではないでしょうか。

また、実際に取引のあった新築と中古の価格と広さを比較してみると、中古のほうが価格が低いのはもちろんのこと、広さも新築とくらべて広いことがわかります。

東日本不動産流通機構データより

中古物件のメリット

・新築と比べて、価格が安定している
・新築と比べて、価格が低く、広い物件を手に入れられる可能性が高い

しかし、中古物件もよいことばかりではありません、「中古」ゆえに気を付けなければならないこともあります。

まず、雨漏れやシロアリの被害、その他見えない瑕疵が潜んでいる可能性がある ということです。

また、新築ですと10年間などの長期保証が付きますが、中古の場合ですと、そもそも保証がなかったり、保証がついていても短かったりするケーズが多いです。

このようなリスクをしっかり把握したうえで、慎重に中古物件探しを進めていかなくてはなりません。

シロアリの被害

中古物件のデメリット

・ 見えない瑕疵が潜んでいる可能性がある
・保証期間が短い

住宅取得の選択肢ごとの特徴

これまで、「新築」「中古」の比較をしてきましたが、住宅取得の選択肢はより細分化されます。
まず、戸建か?マンションか?という分け方ができます。

戸建の新築には、土地を買って家を建てる「注文住宅」と
既に建物が建っている「新築建売」があります。

戸建の中古は、中古戸建を買ってリノベーションをする方法と
既にリノベーションが済んでいる戸建を買う方法の二つがあります。

マンションは、新築マンションを買うか、中古を買って自分でリノベーションするか、リノベーション済みの物件を買うか、の三択になります。

このように様々な選択肢がる中で、上の図の黄色の部分の
「土地購入+新築注文住宅」「中古戸建リノベーション」「中古マンションリノベーション」
の3つの選択肢には、ある共通の特徴があります。
それは、

「自分たちのこだわりが反映しやすい」

ということです。

さらに、「中古住宅を買ってリノベーション」という選択肢は、新築注文住宅と比べてコストが低く抑えられるというメリットがあります。
住宅取得の選択肢を整理すると下記のようになります。

中古住宅を買ってリノベーション基礎講座

今回、ご説明してきました内容の詳細は、下記の「中古住宅を買ってリノベーション基礎講座」でご視聴いただけます。どのような中古物件を選んだ方がよいのか?上手な物件探しの方法など、基本的な内容となっています。ぜひご視聴ください。