東京都 世田谷区 戸建|床上浸水被害からの再生する住まい|リフォーム事例

床上浸水被害から再生する住まい

戸建
東京都 世田谷区

台風により、1階が床上浸水し、汚水汚泥、粗大ゴミが室内、庭に溢れた状態に。元々、建物は二世帯住宅となっており、お施主さまご夫婦は2階に住まわれて、1階は納戸状態となっていました。気落ちしていたお施主さまご夫婦でしたが、お子さま世帯が同居されることを機に、リフォームへ踏み切ることになりました。木質パネルの建物のため、リフォーム工事の前に壁に穴を開け水抜き作業を行いました。乾燥期間は約3ヵ月。水抜き作業完了後に断熱材の交換をし、床下は防蟻処理、消毒を行っています。

リフォームデータ

建物種別
戸建/
構造
ミサワホーム/
リフォーム区分
部分リフォーム
工事面積
89㎡
築年数
33年
工事費用
約1400万円
世帯
二世帯
完成年月
2020年5月

間取り

Before

間取り ビフォー

After

間取り アフター

キッチン

キッチン ビフォー
Before
概算工事費用
500万円

費用は部位単独工事をする場合の概算です。

1階の水廻り設備の中で、唯一離れた場所にあったキッチン。 動線や家事のしやすさを考慮し、キッチンは建物の中央に移動することをご提案しました。 キッチンは壁付け型のシステムキッチンを採用。対面型キッチンと比べると、壁付け型キッチンは使用面積が少なく、LDK空間を広く使えるレイアウトです。 存在感のあるアーチ形の出入口はご家族にとって、思い入れのある場所のひとつ。

キッチン アフター

水抜き作業の様子。

水抜き作業の様子。

和室

和室 ビフォー
Before
概算工事費用
250万円

費用は部位単独工事をする場合の概算です。

正面に見える、縦格子を多く使用した「縦繁障子」は、奥さまが和室の中で最もこだわられたインテリアです。建具業者協力のもと、テレビCMで気に入ったデザインに近いものに仕上げました。 床の間の隣の収納には、仏壇が納められています。 仏壇収納の下段と、間仕切りの襖には京唐紙を取り入れました。京唐紙は、版木に布海苔や雲母などを調合した絵具をのせて摺るもの。版画の一種と言え、手仕事ならではの味わいと優美さを兼ね備えています。

和室 アフター

玄関

玄関 ビフォー
Before
概算工事費用
200万円

費用は部位単独工事をする場合の概算です。

右手に見える印象的なアクセントクロスは、ウィリアムモリスのデザインです。 奥さまが気に入って選ばれた「サンフラワー」の壁紙は、以前のお部屋に貼られていたデザインでした。そして、右手手前と左手奥に見えるハンガーは、被災後に再利用できる物として唯一残った物です。 二世帯共有の玄関となるので、収納はローカウンターから大容量のトール収納に仕様変更。

玄関 アフター

お客さまインタビュー

被災した 1 階だけを全面改装する「ハーフリノベーション」
2019年台風19号により1階の約半分が床上浸水。建物は二世帯住宅の間取りで、被災されたご夫妻は2階にお住まいでした。
1階には汚水・汚泥が溢れ、気落ちしたご夫妻は建物の売却をご検討。
そののちに、リフォームをして住み続ける選択をされましたが、当初奥さまはリフォームにあまり前向きなご様子ではありませんでした。
普段は2階で生活しているので、1階には水廻り設備を入れない方向でご検討とのこと。お部屋がきれいな状態になれば良い、というお考えでした。
そこへ思いがけない好機が重なることに。
偶然にも、転勤が続いていたお嬢さま家族が帰ってくることになったのです。かわいい盛りのお孫さま2人もご一緒とのこと。
さらに費用面では、住宅保険や災害補助金が活用できることも分かり、お嬢さま家族と二世帯で暮らすという選択が現実味を帯びてきました。
1階にも水廻り設備を整え、お嬢さま家族を迎えるためのリフォーム、当社からは「ハーフリノベーション」で、新しい二世帯住宅として再生する方法をご提案いたしました。

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