お施主様インタビュー|非日常的で特別な空間を目指した美容皮膚科

今回は移転開業のため設計・施工をご依頼いただいた「もこスキンクリニック吉祥寺本院」高畠唯院長に完工時インタビューを行いました。移転開業のためのご依頼は最近増加傾向にありますが、物件によってこだわりポイントやストーリーは様々です。本記事の内容を、ぜひご参考にしてみてください。

クリニック情報

クリニック名:もこスキンクリニック吉祥寺本院
診療科目:皮膚科 美容皮膚科
所在地:東京都武蔵野市
工事内容:移転開業のための改装
施工面積:180㎡

インタビュー

高畠唯 院長

お施主様である高畠唯院長に、リフォームの意図やこだわって計画されたポイントについてインタビューいたしました。

ミサワリフォーム(以下「ミ」):今回「開業のきっかけ」となった事柄をお聞かせください。
院長(以下「院」):もともと西荻窪で開業していましたが、嬉しいことに患者さんが増えてきました。ですので既存の患者さんもスタッフさんも通いやすい地域でもう少し広いテナントを探していました。
なかなか見つからず苦戦しましたが、西荻窪から1駅だけ離れた吉祥寺に良いテナントが見つかり、拡大移転することがきっかけで内装工事をお願いしました。

ミ:拡大移転ということで、美容皮膚科のエリアを分けられたんですね。
院:そうですね、美容エリアはもともと分けたくて、適した広さのテナントをずっと探していました。アーチ形の入り口でさりげなく分けていただけて、でも特別感もあるエリアになって嬉しいです。

アーチをくぐると美容皮膚科エリアになります。

ミ:来院される患者様はどんな方が多いですか
院:30代以上の女性患者さんが圧倒的に多いですが、ニキビ治療に関しては若い世代も多いです。
保険診療も併設していますので、様々な属性の患者さんが来院されます。

ミ:お客様に対して意識されていることを教えてください。
院:医療機関のため、清潔感はもちろんのこと、安心して通院いただけるよう明るい院内を意識しました。
また、美容皮膚科診療という特性上、自分へのご褒美で通院されている方もいらっしゃいますので、非日常的で特別な空間になるよう落ち着いた色味で揃えることも意識しました

ミ:明るいけれどシックで落ち着いた雰囲気の空間ですよね。なにかご参考にされましたか?
院:Pinterestというアプリを使用して、「ホテルライク、モノトーン、モダン」をキーワードにイメージ画像を探しました。それを設計士さんに共有し、候補の床材やドアの仕様などをご提案いただきました。
また、美容エリアの入り口をアーチ状にするのはどうか?という提案もいただき、とても気に入ったポイントです。

ミ:白とグレーに黒がポイントで素敵です。猫モチーフがあちこちにありますが猫ちゃんお好きなんですか?
院:そうなんです。猫が大好きで、クリニックの名前「もこ」も飼っている猫の名前なんです。

ミ:素敵な命名理由ですね。
最後にミサワリフォームを選んだ理由・決め手・競合と比較してよかった面を教えていただけますか。院:他社でもお見積りをお願いしていたのですが、費用が抑えられていた点と、設計士の方が女性だったため、女性目線で提案してくださるのが安心感がありました。

内装について

病院と言ってイメージされる「白」とは違うイメージの、シンプルかつエレガントな「白」は、美容皮膚科のクリーンなイメージ。ところどころに配された黒がポイントになり、大理石調のグレーと調和が取れています。

受付・待合室

左側がカウンセリングルーム、右側が保険診療の診察室です。
廊下には院長がお好きな猫の絵画が。

パウダーコーナー(美容皮膚科エリア内)

パウダーコーナーはお一人ごとに落ち着いて使えるよう分かれています。

まとめ|非日常的で特別な空間を目指した美容皮膚科

今回のクリニックリフォームは「非日常的で特別な空間」がテーマです。いわゆる病院の「白」とはまた違うイメージの、シンプルかつエレガントな特別感のある「白」の上質さがクリニックに調和しています。

クリニックは一般的に無機質な印象になりがちですが、工夫を凝らせばホテルのように上質で落ち着いた空間を作ることができます。今回の事例を参考に、ぜひこだわりの計画をプランしてみてはいかがでしょうか。