クリニック物件は幅広いリフォームが可能

長年続くクリニックは、地域住民から愛され頼りになる存在です。しかし年数を経るにつれて「建物が古くなってきた」「病院を継ぐ人がいない」など、物件の活用法を見直す時期が訪れます。

そんなときおすすめしたいのが「クリニックのリフォーム」です。本記事では、実際にクリニックをリフォームした事例についてご紹介します。「クリニックを賃貸住宅に転用」という珍しいパターンですが、ミサワリフォームならではの提案力で納得の仕上がりになっています。

「不動産を持て余していて何かに活用したい」「愛着のある建物を取り壊すのには抵抗がある…」とお悩みの方は、クリニックリフォームのご参考にしてみてください。

物件概要

今回の物件は、3代続くクリニックのリフォームです。お施主様のお父様が建てた医院で、ご子息は他の病院で勤務されています。現在は年齢的なこともありお施主様は引退されており、継ぐ人がいない状態となっています。そのため閉業後の数年間は、空き家としてそのままの状態でした。

そこで他のリフォーム会社に相談したところ、「建物自体を建て替える」「貸会議室に転用する」といった案を提案されました。確かに一般的にはクリニック物件の改装は次もクリニックになることが多いのですが、「継ぐ人がいない状態での改築には抵抗がある」というのが正直なところでした。また会議室に転用しても、「利用者が少なく収益にならないのでは?」という点がネックでした。

ミサワリフォームで納得の仕上がりに

ここでは、リフォームでこだわったポイントをご紹介していきます。「クリニックから賃貸住宅へのリフォーム」という珍しい事例だからこそ、ミサワリフォームでしかできない納得の仕上がりになりました。

ミサワリフォームは「お客様の思い」を大切にします

今回の物件は、1代目から長く続いている地域で愛されるクリニックでした。レンガ造りで重厚感のある外観が特徴的で、お施主様も「既存の建物を取り壊してしまうのは寂しい」という思いをお持ちでした。

そういったお施主様の思いを汲み取り、ミサワリフォームでは建て替えではなく大規模リフォームという形で「建物を残す」アイデアをご提案しています。クリニックから賃貸という大胆な転用ですが、レンガ造りの素敵な外観はそのまま残しており、お施主様にもご満足頂けました。

若い世代にも入居してもらうため、住戸は1LDKがメインとなっています。家賃は周辺相場よりも抑えめに設定されており、リフォームを通してこれまでお世話になってきた地域の方々に貢献したいというお施主様の思いが反映されています。

ミサワリフォームならではの「提案力」におまかせください

クリニックから賃貸住宅にリフォームする例は珍しく、他のリフォーム会社だと相談自体を受け付けていないケースもあります。しかしミサワリフォームなら、豊富な提案力による間取りを生かした設計が可能です。実際に今回の物件もほぼ間取りを変えておらず、既存の壁や窓をそのまま生かしてリフォームしています。ただし避難経路の設置など、法律で定められた基準はしっかりとクリアしているので、安心してお任せいただけます。

また「リフォームするからには、収益もきちんと上げたい」というのはお施主様共通のお悩みです。他社に相談した際の「貸会議室」という案は管理面が楽ですが、定期的な利用があるか読めないのがデメリットです。その点賃貸住宅であれば、入居者が決まると安定した収益が望めます。さらに1階は駐車場として活用することで、収益の幅が広がるよう計画されているのが特徴です。

ただし物件を収益化するには「エリア、用途、ニーズ…」など様々な要因を考慮する必要があります。ミサワリフォームではきめ細やかなヒアリングにより、物件それぞれに合わせた不動産活用方法をご提案しています。

リフォームのBefor&Afterをチェック

ここでは、リフォームのBefor&Afterの様子をまとめてご紹介します。同じ場所で撮影した前後の写真を比較することで、既存建物をそのまま生かしている部分が分かりやすくなっています。「愛着のある元の建物をなるべく残したい」というお施主様の気持ちを汲み取り、あまり大きく間取り変更をしていないのが特徴です。

玄関→賃貸102号室

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もともとクリニックの玄関があった部分は、賃貸の住戸にリフォームされています。レンガ造りの外観に合わせ、エントランスはダークブラウンとブラックのシックなコーディネートとなっています。

居室内部は広々とした1LDKにリフォームされ、元々クリニックだったとは想像できないほどの仕上がりになっています。

診察室→賃貸101号室

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こちらは別の居室の様子です。広々とした窓からは周辺の樹木が見え、ゆったり過ごせる雰囲気となっています。オープンキッチンのあるおしゃれな間取りのため、1人暮らしの方だけでなく夫婦2人暮らしなど幅広い世帯に対応できます。

X線室→賃貸201号室

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X線室も、大きく間取りは変えずに住戸にリフォームしています。壁の位置を変更しなくても、壁紙クロスや収納棚を設置することで大幅なリフォームが可能です。こちらの物件の場合も建物外観はそのままですが、内部はまるで新築のような住戸になっています。

薬局→賃貸101クローゼット

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薬局は、賃貸住戸のクローゼットに生まれ変わりました。写真を見比べると、既存の窓位置がそのまま活用されていることが分かります。一般的な賃貸住宅の窓よりサイズが大きめですが、逆にオリジナリティがあって物件の魅力を高めています。

まとめ

本記事では、クリニックから賃貸住宅に改装したリフォーム事例をご紹介しました。古くなってしまった物件にも、お施主様それぞれの思い入れがあり取り壊すのは寂しいものです。そのような思いを汲み取り、新たにクリニックを賃貸住宅として生まれ変わらせた珍しい事例となっています。

ミサワリフォームでは、豊富な事例に基づく提案力でお施主様の課題を解決します。「既存の建物を残して新たな活用法を提案してほしい」「リフォームで物件を収益化したい」とお考えのお施主様には、最適なプランをご提案いたします。

また今回ご紹介した物件の他にも、クリニックのリフォーム実績が多数あります。物件のリフォームをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。