記録的な猛暑が常態化する昨今。

夏の猛暑に対する
断熱リフォームのメリットと、
効果的かつ、おすすめな断熱リフォーム部位をランキング形式で解説します!

夏、最大の熱流入は『窓』から

夏の冷房時(昼)に熱が入る割合

夏の冷房時(昼)に熱が入る割合

※一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会 Q&Aより作成

夏、室内に流れ込む外気の熱の約7割が「窓(開口部)」からです。続いて、外壁、屋根となります。
熱は、温度が高いところから低いところに流れる性質があります。エアコンなどで室内の温度を下げようとしても、対策ができていないと外から熱がどんどん流れ込んできてしまします。

夏、住まいの断熱のメリット

節電

断熱性能を高めると、エアコンの使用時間や設定温度を抑えることができるため、電気代の節約につながります。

熱中症対策

断熱性能を高めると、室内の温度・湿度の上昇を抑えることができ、熱中症リスクを軽減します。
特に高齢者や子ども、ペットが室内で過ごすときは考慮したいポイントです。

アレルギー性症状の抑制

結露やカビ、水シミなどの発生頻度が高いほど、児童のアレルギー性症状に及ぼす影響が大きいことが報告されています。

結露やカビ、水シミとアレルギーの関係

要因持続性せき気道過敏症喘息様症状
結露
二室(窓サッシ以外)
8.96**2.45*2.41*
カビ
二室(窓サッシ以外)
3.56*3.05***3.76***
シミ
二室(窓サッシ以外)
4.62**2.72**3.11***
オッズ比:結露・カビ・水シミが発生している場合の各症状の発生確率と、発生していない場合の各症状の発生確率との比。交絡因子を考慮した調整オッズ比としている。
有意確率:***ρ<0.001, **ρ<0.01, *ρ<0.05
※交絡因子:性別、年齢、父親アレルギー、母親アレルギー、父親喫煙、母親喫煙、記入季節、周辺環境
結露、カビ、水シミの発生に対するアレルギー性症状の調整オッズ比出典:日本建築学会環境系論 吉野博 他「児童のアレルギー性症状と居住環境要因との関連性に関する調査研究-アンケート調査結果を用いた健康影響要因に関する統計分析-」(2014)より作成

夏、効果的!おすすめ断熱リフォーム部位ランキング

1位 窓

費用:★★★★
手軽さ:★★★★

最大の熱流入部位である「窓」を対策することは、リフォーム工事としては容易く即効性が高いです。


具体的なリフォーム工事例としては「内窓(インナーサッシ)設置」があります。
今ある窓の内側に新しい窓を取り付けることで断熱性が向上します。

内窓(インナーサッシ)イメージ
内窓(インナーサッシ)イメージ

2位 屋根

費用:★★
手軽さ:★★★

夏は屋根からの熱による影響が大きいため、屋根の断熱は冷房効率をアップさせます。


具体的なリフォーム工事例は「断熱素材を使った屋根かぶせ工法(カバー工法)」があります。
既存の屋根の上に新たに屋根材を被せるため、少量の廃材で済ませられることもメリット。

屋根かぶせ工法(カバー工法)イメージ
屋根かぶせ工法(カバー工法)イメージ

3位 壁・天井

費用:★★★
手軽さ:★★

壁・天井の断熱は住まい全体の断熱性能を底上げします。
特に築年数が古い住まいは「断熱材が入っていない」「断熱材の性能が低い」場合があり、外壁の断熱リフォームがより効果的となるケースが多いです。

具体的なリフォーム工事例は「内断熱」があります。
既存の断熱材を活かして壁・天井の断熱性を向上させます。

内断熱例
内断熱例

4位 床

費用:★★★
手軽さ:★★

特に1階部分に効果的です。

具体的なリフォーム工事例は「床下断熱」があります。
既存の断熱材を活かして床の断熱性を向上させます。床部分は、家具移動などの手間をかけることなく、断熱性を向上させることができます。

床下断熱例
床下断熱例

5位 玄関ドア

費用:★★★★
手軽さ:★★★★★

見落としがちな玄関も、窓同様に外気と触れる開口部。断熱リフォームをすることができます。

具体的なリフォーム工事例は「カバー玄関ドア」があります。
壁を壊さずに、高断熱の玄関ドアに新しくできます。

各部位の具体的リフォーム工事例は一部であり、ご希望やお住まいに合わせて様々な選択肢があります。

補助金を活用して賢くリフォーム

断熱リフォームには国や自治体の補助金制度が利用できる場合があります。

代表的な補助金制度が、「住宅省エネ2025キャンペーン補助制度」です。
ミサワリフォームではご相談から工事完成、補助金申請まで、一貫してお任せいただけます。

住宅省エネ2025キャンペーン補助制度のご案内