我々ミサワリフォームでは、2019年9月、10月に発生した台風15号・16号で被災された2000件を超えるお客様宅の復旧作業をさせて頂くなか、いままで見落としてきたことがいろいろとわかってきました。
実際に台風対策として、シャッターや雨戸を設置している方は、多くいらっしゃると思いますが、雨が窓の隙間から室内に入り込まないようにしたり、飛来物によって窓が破損しないように守ってくれますが、風が強かったエリアなどは、風によりシャッターが破損してしまったり、飛来物がシャッターや雨戸を突き破ってしまうケースも見受けられました。
目次
防犯ガラス(合わせ複層ガラス)とは?
合わせガラスとは、その名のとおりガラスをくっつけて作られたガラスです。
2枚以上のガラスを強靭な樹脂膜で接着して一体化します。
樹脂膜の力で、割れてもガラスの破片が飛び散りません。
一般的なガラスよりも安全性能が格段に向上しています。
さらに、中間膜を厚くしたり、特殊中間膜をはさむことで、機能追加を実現しました。
例えば、防犯性能・防音効果・紫外線カット・意匠性など、あらゆるシーンで幅広くご利用いただけるガラスです。
日本板硝子HPより

合わせ複層ガラスの防災効果
合わせガラスには、対貫通性能、紫外線カット性能、防犯性能、遮音性能にも優れており、衝撃によりガラスが割れても、破片が落ちることはほとんどありません。
耐貫通性能
ガラス面に何かが衝突しても貫通することを防ぎます。台風などの強風での飛来物が窓を突き抜け、室内に侵入することを防ぎます。

脱落防止性能
衝撃によりガラスが割れても、脱落防止性能によって、破片が落ちることはほとんどありません。 ガラスの破片が飛び散り、怪我をすることを防ぎます。

その他の性能
紫外線カット性能
中間膜は有害な紫外線を99%以上カットします。
人だけでなく、家具やカーテンなどの変色、褐色防止にも効果を発揮します。
防犯性能
中間膜を強靭で厚いものとすることで、バール等を使っても容易に貫通できない防犯性の高いガラスに。窓からの侵入を許しません。
遮音性能
遮音性能が高い中間膜の使用することで、高い遮音性を実現。外部からの騒音と室内音の外部への漏れを防ぎます。
シャッター・雨戸との組み合わせがおススメ!
合わせ複層ガラスは、ガラス自体の高い耐貫通性能で、飛来物の侵入を防ぐことはできますが、雨は別です。横殴りの暴風雨によって窓サッシから雨水が侵入するケースには、雨戸・シャッターが有効です。雨戸やシャッターと合わせ複層ガラスを組み合わせれば、より安心な住まいになることでしょう!
合わせ複層ガラス の種類
~防災×●●性能~
防災に有効な合わせガラスには様々な種類があります。基本的な防災の性能に加えて、窓の場所によって使い分けると良いでしょう。例えば・・・
・一階の外から視線が届かないような窓なら、「防犯性能」が高いガラス
・南側や西側などの日差しが強い場所には「遮熱・UVカット性能」が高いガラス
・大きい道路沿いなどで外からの騒音が気になる場所には「遮音性能」が高いガラス
などです。
■防犯性能を強化したガラス

■主に遮熱・UVカット性能を強化したガラス

■遮音性能を強化したガラス

ガラスの交換方法

合わせ複層ガラスへの交換は、今の窓のガラスを外して入れ替えるだけです。ガラスの厚みが合わないものもありますので、その場合はアタッチメントを使って取り付けます。設置場所にもよりますが、作業は一窓で2時間ぐらいです。
防災ガラスのご相談
防災ガラスの導入は、ミサワリフォームにご相談ください。
費用・設置場所・ガラスの選定・そのほか家全体の台風・豪雨対策など幅広く対応いたします。
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