内閣府防災情報によると1時間降水量が50mm以上の発生回数は1976年以降増加傾向が認められています。

これまで災害に見舞わられなかったからといって安心はできず、定期的に、ご自宅の状況を見直す必要があります。

敷地内、室内への水の侵入を防ぐ対策はできているのか、次の設問にYES・NOで答え、確認していきましょう。

Q. 庭を含めた敷地は想定浸水深さより高い

参考:「想定浸水深さ」とは?
お住いの自治体が発表している「ハザードマップ」等でご確認いただけます。
国土交通省ハザードマップポータルサイト


対策1 止水ウォール・止水ブロック

止水ウォール・ブロックの高さは
道路高低差、隣地高低差に応じて高さを設定します。

※止水するべき高さは周辺地域の状況により異なるため、十分な事前の調査が必要です。


Q. 屋外設備(給湯器・エアコン室外機など)の浸水対策はされているか。


対策2 高土間(設備機器置場)

給湯器・エアコンの室外機など、屋外の設備機器用の土間の高さを上げておくことで、災害時の浸水による故障を防ぎます

また、平時も高さを上げておくことで、メンテナンス時の作業を効率化できます。

設備機器を守ることにより、ライフライン復旧後、早急に給湯器・エアコンが利用可能となります。


Q. 室内への浸水対策はされているか


対策3 ワンタッチ防水シート・スマート防水ボード

ワンタッチ防水シート

台風や豪雨の時などに、建物の出入り口や開口部に設置して、建物内部への浸水を防ぐ防水シートです。

金属製の防潮板とは異なり、軽量な防水シートを採用しているため、取り付け・取り外しが容易で、だれでもスピーディに着脱が可能です。シートの素材には耐久性の良い素材を採用し、漂流物などで万が一穴が開いた場合でも大きく裂けにくい構造です。

助成金制度のある自治体もあります。設置を計画する際は、事前に各自治体にてご確認下さい。

設置例

スマート防水ボード

台風や豪雨の時などに、建物の出入り口や開口部に設置して、建物内部への浸水を防ぐ事前工事不要の防水ボードです。

ボードは、高強度かつ軽量で、1人でも持ち運び可能です。下部金物はくさび状になっており、差し込むだけ、上部金物はノブ付ネジを締めるだけで固定できます。設置のために工具は必要ありません。すべて手作業で行えます。


Q、備蓄用品は高い位置にも収納されているか。


対策4 高所を含めた分散収納(備蓄品・貴重品)

非常食の収納方法として、最近注目されているのがローリングストック収納。

災害の状況により、災害後も引き続き自宅で生活する場合、ローリングストック収納は定期的に食べなれた食事をとることができ、災害時のストレスを軽減させてくれるため、有効です。

ローリングストック収納を実現させるためのリフォーム方法はこちら▶


しかし、あらゆる災害を想定した場合、メインの備蓄とは別に、少量の備蓄を様々な場所へ収納し、家のどこにいてもすぐに取り出せるように備えておくことが望ましいです。

浸水に備えるためには高所に収納があると安心です。

浸水想定レベルに応じて、リビング、2階、小屋裏空間を活用します。

また、浸水以外の災害にも備え、以下の分散収納がおすすめです。

分散収納の内容については、ゼロから考えるのは難しいので、各自治体が作成している防災ガイドを参考にしましょう。様々なリストを見比べて、自分たちにピッタリな備蓄をしましょう。


最後に

おつかれさまでした。

最後に、防災樹のご紹介です。

樹木は花や実など鑑賞して楽しむだけではなく、樹木の特性を活かし、風害、火災、水害、雪害などの災害を軽減してくれる機能を持っています。

防災樹図鑑▶

今回ご紹介した、止水ボード・防水シートの設置など防災・減災リフォームのご相談もお任せください。
お住いの不安や、『困った!』を感じたときはお気軽にお問合せを。

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