まだ、記憶に新しい2019年の台風15号。
関東地方に上陸し、千葉県を中心に大きな被害をもたらしました。
この台風の特徴は「暴風」。 当社での対応内容も、暴風による被害が85%と大きな割合を占めました。
当時、メディアでは養生テープを使用した「窓ガラスが割れても飛散を抑える方法」が紹介され、その有効性が議論されるなど、人々は窓ガラスが割れてしまう恐怖に怯えていました。
今回は、暴風に対応するための窓まわり対策をご紹介いたします。
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目次
対策①面格子
面格子による効果
防犯・・・室内への不審者の侵入を防ぎ、窓を開けることに安心感が生まれます。
プライバシー保護・・・窓を開けたときに目隠しの役目を果たします。
防災・・・風による物の飛来から、窓ガラスが割れることを防ぎます。
小さな窓にも設置することができ、キッチン裏、浴室裏など、通りから視覚となる部分に設置されることが多いです。
デザイン性の高い面格子であれば、威圧感を与えず、家の美観を高めてくれます。
対策②シャッター
シャッターによる効果
防犯・・・窓を破ることによる室内への侵入を抑制します。
遮音・・・内外共に、音漏れを減らします。
防災・・・雨の吹込みを防ぎ、飛来物を遮ります。
最近では、シャッターを閉めたままでも、光と風を通す商品も発売されています。
対策③ガラスフィルム
ガラスフィルムによる効果
減災・・・窓ガラスが割れた際の、飛散を防ぎます。
UVカット・・・日光にさらされることを前提として製造されているため、UVカット機能が標準で付加されています。
一部、遮熱や、防犯効果を含んだ商品も発売されています。防犯・防災面を強化するのであれば「耐貫通性能」の高いフィルムがおすすめです 。
対策④防災(防犯)ガラス
防災ガラスによる効果
防犯・・・ガラスに穴を開けることが困難なため、不審者の室内への侵入を防ぎます。
防災・・・外部からの飛来物による貫通を防ぎます。また、ガラスにヒビが入ったとしても、ガラスが飛散すること抑えることができます。
UVカット・・・ガラスに挟まれたフィルムが、紫外線をカットします。
遮音・・・内外共に音漏れを軽減します。
また、窓の改善を行うことは家の断熱性を高めたい場合、非常に有効です。防災など、特別な時のためではなく、普段の生活の快適性も上げることができます。
より高い効果を求めるなら「合わせ技」で
合わせ技とは次のようなこと。
「面格子」または「シャッター」に「ガラスフィルム」「防災ガラス」をプラスして設置しましょう。
2019年台風15号では瞬間最大風速57.5KM /時におよぶ暴風が住まいを襲いました。
そのような暴風下では飛来物は面格子やシャッターを曲げ、さらには突き破ってしまい、窓ガラスを割ってしまいます。
もちろん、ある程度の風であれば、面格子、シャッターは住まいを守る役目として有効です。ただし、度を越えた暴風の場合は、窓ガラスは割れてしまうという意識で備えることが大切です。
そこで、窓ガラス自体を割れにくく、さらに割れたとしても飛散を防げるよう、ガラスフィルムや防災ガラスをあわせて装備しておくとより安心です。
窓のメンテナンスもお任せください
今回のような、窓のメンテナンスも受け付けています。
災害への備えによって、普段の生活が不便になることは避けたいもの。
防災・減災効果を持ちながら、普段の生活の利便性も高めるアイデアや商品があります。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
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