「中古住宅を買ってリノベーション」を考えたときに、どのような費用がいくらぐらいかかるのでしょうか?具体例を出しながら説明いたします。

「不動産」と「工事」に分けられる

費用のおおまかな分け方としては、「不動産」部分と「工事」部分とにわけられます。

不動産部分 (物件価格+諸費用)

まずは不動産に関わる費用です。こちらは「物件」そのものの費用と、それに付随する取引等にかかる費用や税金などの「諸費用」にわけられます。

物件費用

物件そのものの価格です。土地と建物セットの費用です。(マンションの場合は専有部分と土地の持ち分とがセットになった価格になります)

諸費用

不動産を取得する際に必要な、税金、登記費用、手数料などの費用です。
主な「諸費用」は下記のようなものです。
※物件購入のために住宅ローンを組むことを想定しております。

「不動産」に関わる諸費用
・印紙税
・不動産取得税
・登録免許税
・司法書士費用
・住宅ローン抵当権設定登記(借入ありの場合)
・固定資産税、都市計画税(精算金)
・仲介手数料

「住宅ローン」に関わる諸費用
・印紙税
・融資事務手数料
・ローン保証料
・団体信用生命保険料(以下、団信)
・火災保険料、地震保険料

諸費用の目安

諸費用の額は、それぞれの物件で上記の項目をそれぞれ算出する必要があるので、おおよその目安となりますが、

だいたい物件価格の9%前後

程度が一般的です。

たとえば、

3000万円の物件価格の場合、
諸費用は、270万円程度となり、
物件価格と諸費用で
3270万円程度が物件を取得する際に必要となります。

工事部分

それでは、取得した物件をリノベーションする場合、どのぐらいの費用を想定しておけばよいのでしょうか?
私たちミサワリフォームが行っている主な戸建のリフォームメニューを参考にして、ケース別におおよその費用感をご案内します。

ケース1 間取りはそのままで、家全体の内装と外装、水廻りをすべて交換する場合

弊社の定額制リフォーム「まるまるリフォーム」ベースプラン

940万円(税込み)~

※木造在来2階建て 延べ床面積30坪 を想定

ケース2 1階の間取りを変更、すべての内装・外装、水廻りをすべて交換する場合

弊社の定額制リフォーム「まるまるリフォーム」オプションプラン

1290万円(税込み)~

※木造在来2階建て 延べ床面積30坪 を想定

ケース3 1・2階の間取りを変更と窓・外壁・玄関を全面交換した場合

弊社の定額制リフォーム「まるまるリフォーム」オプションプラン

1690万円(税込み)~

※木造在来2階建て 延べ床面積30坪 を想定

※今回ご紹介した費用は、あくまでも目安となります。ご参考としてご確認ください。

不動産+工事

これまでの流れをまとめて、仮に3000万円の中古物件を購入、物件取得にかかる諸費用、そして上記の「ケース2」のリノベーションを合計すると、4560万円という結果になります。

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