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■水引細工とは?
慶事・弔辞様々な場面の包みに使われる「水引」。最近では封筒や掛け紙に印刷されていることも多く、実際に紐で結ばれている水引を見かける機会は減っているかもしれません。そんな「水引」は今、 アクセサリー、置物、さらにはインテリア のモチーフとなる「水引細工」として注目を集めています。
本日は、ポチ袋用の水引と箸置きを制作します。
イベント参加は9名。自然光の差し込む明るいラウンジにて、賑やかに開催されました。
■ワークショップの内容とは?
①座学 ・・・15分程度
講師から、「水引」の由来や意味を説明されます。水引には大きく分けて2つの結び方があります。
・結び切り・・・1度切りであってほしいもの(例)結婚、入院など
・蝶結び(花結び)・・・何度もあってほしいもの(例)入学、出産など
本日制作するのは「結び切り」に分類される「あわじ結び」と「梅結び」。「梅結び」は特に装飾として可愛らしいモチーフになります。
②色を選ぶ・・・15分程度
水引の色を選びます。
よく見られる赤・白・黒・黄色だけでなく、色とりどりの水引が用意されました。
講師から、3~5本自由に何色でも組み合わせ可能と知らされ 、皆さん、色選びに熱が入ります。
「色を選べるのが嬉しく、楽しい」との声が聞かれました。
③制作(あわじ結びでポチ袋)・・・1時間程度
作業手順はなかなか複雑です。
左手に持っていたものを右手に持ち替えたり、上・下・右・左・前・後と説明される講師の手元と指示に注意を払いながら、進めていきます。
苦心しながらも、オリジナルカラーのあわじ結びが完成しました。
皆さん、時間のゆるす限り、2つ・3つと復習を兼ねて作製されていました。
講師が最後にワイヤーで紐を留めて、ポチ袋に水引をかけていきます。
そして、完成です。
④制作(梅結びで箸置き)・・・1時間程度
次は、あわじ結びの進化系「梅結び」で箸置きを作ります。
作業の難易度は本数が増えるほど、高くなります。先ほどの「あわじ結び」では3本で制作される方がほどんどでしたが、皆さん「梅結び」では5本で挑戦です。
テーブルごとに教えあいながら、作業を進めていらっしゃいました。
講師が仕上げの”枝巻き”を行い、箸置きへと仕上げます。
”枝”を長く仕上げれば、箸だけでなく、ナイフ・フォークなどのカトラリーを置くこともできるとのこと。完成です。
⑤アンケート記入・・・10分程度
作業の合間をみて、アンケートに記入いただきます。講師から、作り方動画を視聴できるサイトの説明もあり、帰宅後も復習できることに安堵される方もいらっしゃいました。
■まとめ
”紐”と”色”で作られる水引の世界。
紐1本で結ぶだけで、結ばれた物が特別な物へと変化し、さらに使用する色で意味や気持ちを伝えます。
「水引細工」に触れることは、細工の美しさだけでなく、古来、日本人のアイデンティティに触れるような体験でした。
講師紹介
sayuri kimura | 着物に合わせたアクセサリーを作るコトをキッカケに水引細工に出会う。 日本の四季、節句、行事に彩りを添える水引細工を制作、広める活動をしている。 |
facebook : https://www.facebook.com/Musubi_tokyo-114845709962752/ |
イベント概要
開催日時 | 2020年1月24日(金)14:00~16:00 |
開催場所 | 三鷹マンションリフォームプラザ |
参加費500円・材料費200円・予約制 |
■毎月イベント開催
ミサワリフォームでは毎月、イベントを開催。今回のようなワークショップや、住まいに関するセミナーなども開催しています。お気軽にご参加ください。