「ワインと言えばスロベニア!」と語る人はほとんどいないでしょう。

スロベニアはこれまで輸出が盛んではなかったため、我々日本人にとって、ワインのイメージは薄いのですが、実は、ワイン生産の歴史は紀元前300年ごろから始まっていたと言われています。国の場所はフランスボルドー地方と同じ北緯45度昼夜の寒暖差が大きく、おいしいブドウを作ることに向いているそうです。

今回は、スロベニアワインを主に取り扱うワインショップ「qenohi(ケノヒ)」店長を講師に迎え、白3種類・赤3種類のスロベニアワインを飲み比べていただき、味の違いを楽しみながら、好みのワインチャートを作成いただきます。

イベント参加は3組6名。ゆったりとしたソファ席にて、モニターを使用しながらイベントを進行していきます。

座学

ワインの歴史や製法を学びます。

講師から語られたいくつかのエピソードをご紹介します。

スパークリングワインが誕生したきっかけとは・・・?

答えは、「偶然の産物だった」とのこと。

イギリスへ運んでいる途中、ワインが発酵して発泡したのが、スパークリングワイン誕生のきっかけだったそう。

そして、その発泡したワインを安定的に生産できるようにしたのが、あの有名なドンペリニヨンだったそうです。

ワイン製造初期の樽は木製じゃなかった!?

「ワイン樽」と聞くと、木製の樽をイメージされる方が多いのではないでしょうか?

ですが、初期の樽はアンフォラと呼ばれる陶器で出来ていたそうです。

最近ではステンレス製の樽も頻繁に使用されているとのこと。

ステンレスは空気を通さないため、ブドウのフレッシュな味わいを楽しめるワインが出来上がるそうですよ。

飲み比べ

いよいよ飲み比べスタートです。

白ワイン3種類

クエルクス
ソーヴィニョナーゼ
クエルクス
ピノ・グリージョ
クラスノ
レブラ
品種:イタリア原産品種。ソーヴィニョン・ヴェール(緑のソーヴィニョン)とも呼ばれます。イタリア・スロベニア以外ではあまり生産されていません。 品種:フランス語ではピノ・グリ(灰色のピノ)。ピノ・ノワールの変異体。世界的に生産される国際品種。特徴的なミネラル感。品種:スロベニア土着品種。イタリアではリボッラ・ジャッラ(黄色のリボッラ)と呼ばれる。他にも地域によって呼び名が変わります。

それぞれ3つのカップに3種類のワインが注がれていきます。

飲み比べいただきながら、自然と質問が交わされます。

Q.スロベニアの料理はどんなものなんですか?

A.イタリア料理に近いところもありますが、トルコなどの影響を受けた料理もあります。

Q.日本にスロベニア料理のお店はありますか?

A.東京の四ツ谷、そして京都にあります。

Q.3種類の内、ステンレスの樽で作られたものはありますか?

A.はい。①と②の白ワインはステンレス製の樽を使用しています。etc.

赤ワイン3種類

クエルクス
ピノ・ノワール
クエルクス
カベルネ・ソーヴィニョン
クラスノ
メルロー
品種:ブルゴーニュワインで有名な国際品種。控えめなタンニンと明るいルビー色が特徴。品種:ボルドーやカリフォルニアでも生産される国際品種。力強い香りとタンニンが特徴。品種:こちらも国際品種。タンニンは強すぎず、濃い果実味が特徴。ボルドーではカベルネ・ソーヴィニョンとブレンドされる。

こちらも、それぞれ3つのカップに3種類のワインが注がれます。

雰囲気も和み、談笑をされながら、思い思いに味の違いを楽しんでいただきました。

そして、やはり、ワインはお料理と楽しむもの。「このワインならあの料理に合わせたい」などの感想も聞かれました。

そして、参加特典の「ボルボスタジオ カフェ&バー」のドリンクテイクアウトチケットをお渡しし、お開きとなりました。

まとめ

ワインの種類は赤、白、ロゼ、(最近はオレンジもあるそう!)と色で分かれますが、当然ながら、同じ色でも味は1つ1つ異なります。

そして、すべてのワインの香りや味、料理の合わせ方を覚えるのは、一般の人には、困難極まりないこと。

ワインは肩の力を抜いて、思いがけない出会いを味わうのも楽しみ方の一つかもしれません。

お店紹介

qenohi 晴れの日ではなく、普段(けの日)に飲むワインを提案したいから、qenohi(ケノヒ)と名付けました。
住所東京都北区田端3-7-5
HPhttp://qenohi.mystrikingly.com/

イベント概要

開催日時2020年7月25日(土)17:00~19:00
開催場所青山サロン
参加費無料・予約制・参加者特典あり

青山サロンでは毎月イベント開催

月に約2回、イベントを開催。住まいに関するセミナー や、 ワークショップなどを開催しています。ぜひ、お気軽にご参加ください。