その壁、抜ける?抜けない?

部屋と部屋との間の壁を「間仕切り壁」といいます。 マンションのリノベーションをするうえで、 この間仕切り壁が抜けるのか抜けないのかで、希望の間取りにできるかどうかが決まってきます。
「部屋とリビングの間の壁を取って、広いリビングにしたい!」
「キッチンとリビングの間の壁を取ってオープンキッチンにしたい!」
といった要望が叶うかどうかは、間仕切り壁が取れるか次第。
中古マンションを購入する際の重要な判断基準になってきます。
どういった壁がとれるのか?どういった壁はとれないのか?を見極められれば、中古マンション探しの手助けになることでしょう!
今回は、ご自身でも確認できる方法をご紹介します。

マンション作り方(構造)は大きく2種類

壁式構造

解体前
解体後(スケルトン)

間仕切りの壁が分厚いコンクリートでできているので、取れない!
空間が分断されれてしまうので、広いスペースを確保するのが難しい。

ラーメン構造

解体前
解体後(スケルトン)

間仕切りの壁が薄い木の壁でできているので、取れる!
開放的な広い空間が実現可能。

構造の見分け方

図面で確認

不動産情報サイトなどに掲載されている図面や不動産のチラシの図面を見て部屋の角のところに、下図のような四角いもの(柱型)が図面にあれば、ラーメン構造(広い空間にしやすい)場合が多いです。

ラーメン構造の図面

一方、下図のように部屋の角に、四角(柱型)がなければ、壁式(広い空間にしにくい)の場合が多いです。

壁式構造の図面
柱型(解体後スケルトン時)

現地で確認

壁の厚みを見る

左:壁式構造 右:ラーメン構造

抜けない壁は、抜ける壁と比べると倍以上の厚みがあります。

壁を叩いてみる

壁を軽くたたいてみて、コツコツと固い音がしたら、抜けない壁の可能性があります。

しっかり調べたい場合は専門家に相談を!

今回、ご紹介した方法は、ご自身でできる簡易的な方法ですので、実際に中古マンション購入を検討する物件は、専門家(建築士等)に見てもらい、しっかり確認してもらいましょう!
ミサワリフォームでは、建築士が図面を確認したり、内覧に同行してご希望のリノベーションができるかどうかを無料で診断する「リノベ向き診断」を行っております。実際に現地にお伺いするのはもちろん、オンラインでの相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
※東京・神奈川限定のサービスです