ある日、突然やってくる親の介護

高齢になってくると、思わぬことで健康を害することがあります。離れて暮らしている親御さんは、普段の変化になかなか気づかず、突然倒れて入院したりすることも多く見受けられます。

独立行政法人国民生活センター によりますと、65歳以上の事故発生場所は、住宅が77%と圧倒的に多くなっています。
また、高齢者の場合、一度の事故で重傷化しやすいのも特徴です。

こういった事故を未然に防げれば一番良いのですが、実際起こってしまった場合はどうすればよいのでしょうか?

事故がおこってしまったら・・・

不幸にも、親御さんが事故にあってしまった場合、その内容によっても対応が変わってきますが、入院され退院された後、在宅で介護が必要な場合は、それに合わせて住宅を改装しなければならないケースがあります。
事故前であれば、何も問題がない段差なども、乗り越えるのが難しくなることもあるかもしれません。

退院までの間に準備をしておきたいところですが、
実際は、期間があまりなく、事前に準備ができないことがほとんどです。

まずは、担当された医師やかかりつけ医から、アドバイスをいただいたく
自治体の介護保険支援制度を確認していただく必要があります。

それによって介護が必要と認定されれば、ケアマネージャーという介護福祉のプロが、ケアのプランをたててくれます。必要によって、理学療法士などの専門家も間にはいります。
また「福祉住環境コーディネーター」という 介護住宅のプロ に参加してもらうとさらに心強いです。

その結果、必要と認められれば、手すりの取り付けや段差解消など一定の工事については、介護保険制度を利用した住宅改修を行うことができ、工事費の一部が支給されます。

長期的な対応を考えてみる

短期的には、手すりや段差解消などの対処法で乗り切れますが、介護は長期間継続していきますので、根本的な対応を考える必要が出てくる場合があります。
建替・大規模な住宅改修・転居・介護施設への入所などなど、さまざまな選択肢があります。

状況が落ち着いた段階で、親御さんや家族を含めて一度、長期的な視野で、今後のことを話し合ってみることも大切です。

もし、よくわからないことがあれば、ミサワリフォームにご相談ください。
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