築50年以上の古民家リフォームシリーズをご覧いただきありがとうございます。
まだ読んでいないよ、という方はぜひ下記をご覧ください。
目次
築50年以上の戸建の問題点 前編
築50年以上の戸建の問題点、どんなものがあるでしょうか。
「まるまるリフォーム」にお問合せいただく築50年近いお住まいや、築年を経たお住まいのお困りごとの一つに「暑さ・寒さ」があります。
スタッフMの実家は築30年程度、わりと寒いです。 夏はといえば、エアコンなしではもちろん寝付けません。 からっ風で有名な北関東、冬は底冷えし、こたつから出られない、ストーブ前から離れられない(犬も人間も…)のです。
断熱性を向上させ、安定した室温を保つことは健康リスクの軽減につながるといわれています。室温の差が原因のヒートショックで亡くなる方は交通事故の数倍になるそうです。
今回は「 まるまるリフォーム 」でフルリフォーム中築50年の住宅の構造見学会での様子をお伝えします。
この構造見学会ではこの「暑さ・寒さ」への対策、使い勝手の変化した間取りへの対策にどんな工事を行っているのか見ることができました。
長くなってしまったので、前後編にてお送りします。
前回の記事はこちら!
リフォームできるの?と驚いた古い住宅
フルリノベーションだからできる対策
暑さ・寒さ対策で快適に過ごせる家に
適切な室温は季節を問わず快適に過ごすために重要です。また、しっかり対策することで光熱費を抑えることができます。
上にも横にも断熱材を仕込む
築50年以上ということもあり、もともと壁には断熱材が入っていませんでした。しっかりと断熱材を入れることで、断熱性を上げ、居住性を向上させます。
1階
壁に断熱材を入れます。
端を重ねて止めることで、断熱材はしっかりと機能します。
2階
天井にみっちり断熱材を入れます。
屋根は真夏に6~70度にもなります。そのため、天井に断熱材を入れ、熱を遮断することで室温を保ちます。
あなどれない、窓の機能
窓からの冷気・熱気、あなどれません。
壁は結露しなくても、窓の結露は目にします。ガラスに直接外気が触れることで、室温に影響をおよぼします。
そこで、すべてのサッシを「ペアガラス」に変更。大きな窓にはシャッターを設置、より外気をシャットダウンします。
また、サッシ自体の性能も向上しています。性能向上で気密性が上がり、外気の影響を受けにくくなっています。
夏の窓辺、エアコンは効いているのにじりじりと暑いという体験はありませんか?そんなときこのペアガラスを使うことで、エアコンが効きやすくなります。
2階
窓の大きさを変更。小さくしました。
外にシャッターを設置。
ガラスはペアガラスを使用。
ペアガラス拡大
ここはシャッターがない窓。ワイヤー入りの防火窓です。
表側がワイヤー入りすりガラス
内側が透明なガラスです。
ペアガラスについて
2枚のガラスの間に乾燥中空層をつくり、断熱効果、遮熱効果、結露防止効果を持たせたガラスサッシです。
後編は間取り編
後半は間取りの変更をレポート。場所を移動して使いやすさを考えたキッチンと浴室の配置などをご紹介します。どうぞお楽しみに!
まるまるリフォームのご案内
まるまるリフォームは
「思い出、古き良きものを生かし、再生する」ことをコンセプトにした
ミサワリフォームの戸建住宅フルリノベーションブランドです。
新築の1/4~1/2の定額制、工事期間は約3か月です。
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